【新唐人2016年3月14日】
中国黒竜江省双鴨山(ソウオウザン)鉱業集団傘下の採掘場の炭鉱労働者は、11日から二日連続で、長期的な賃金未払いへの抗議デモを行いました。12日、24名の労働者が警察に拘束されました。
双鴨山鉱業集団は、2014年から賃金滞納が始まり、2014年は2ヶ月分、2015年は5ヶ月分となって、今年3月には給料の半分しか支給しませんでした。労働者は生活できない状態です。「我々は生きたい、我々は食べたい」、「血と汗のお金を返せ」等のスローガンを持って、労働者数千名は11、12日に連続デモを行いました。
双鴨山市住民
「昨日(11日)、24人が捕まった。ストライキやデモに何千人も参加した。鉱業集団の子会社らが、それぞれ数ヶ月分、4、5ヶ月分の賃金を支給しなかった。約三年間、80%、50%、40%の比率でしか支給せず、現在は、1000元(約17000円)まで減少している」
黒竜江省知事陸昊(リクコウ)氏は6日に両会(リョウカイ)で、「竜石炭集団の8万名の地下作業の炭鉱労働者の賃金は1ヶ月分でも滞納することがない」と、主張しました。この発言に対して、「労働者の不満を招き、賃金未払いは多発しており、今回のデモの誘因だ。」と、ある匿名のデモ参加者は、『新唐人』に伝えました。
匿名の双鴨山鉱業集団の労働者
「企業や、石炭と鉄鋼業界全体も収益が良くない。給料が無いと生活が成り立たない。もともと安い賃金が更にカットされ、何百元(約一万円余り)でどうやって生きればよいのか?知事はウソつきだ。皆の怒りは抑えられない。デモで鉄道と国道をブロックする」
公示資料によると、国有企業の双鴨山鉱業集団は、従業員6.19万人を所有し、中国石炭業界で第38位の規模です。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/12/a1257380.html (中国語)
(翻訳/Ann ナレーター/金丸 映像編集/李)